CADオペレーターの転職!職務経歴書の書き方
書き始める前に
職務経歴書とは、履歴書に書ききれなかった職歴を詳しく書くための書類です。一般的にパソコンで作成します。職務経歴書を書く上で重要なのは、相手の求める情報が分かりやすくまとめられていることです。職務経歴書には履歴書よりも多くの情報を書くことができますが、例えスキルが高くても相手の求めるものと合致していなければ、その記載が無駄になってしまいます。
たくさん情報を載せられるからこそ、どの要素を入れるべきか相手(企業)に合わせて選別し、分かりやすくまとめましょう。
職務経歴書を書くポイント
職務経歴書を書く上での基本事項を確認しましょう。
A4用紙2~3枚に収める
人事担当者は1日に何百枚もの履歴書と職務経歴書に目を通さなければなりません。どんなに細かく書いてもすべて読んでもらえるわけではないので、目安としてはA4・2~3枚以内が適切です。
表や箇条書きを使って読みやすく
上記と同じ理由で、多忙な人事担当者がひと目見て理解できるように見た目を整えましょう。具体的には、強調したいところを太字にしたり、表を作ったり、業務内容を箇条書きにしたりします。
業務内容は具体的に
業務内容が具体的であればあるほど、その会社とのマッチングがしやすくなります。CADオペレーターの場合は、使用したCADの機種やスキル向上のための行動内容を詳しく説明すると良いでしょう。
書き方サンプル(図+説明)
職務経歴書の具体的な書き方と注意点を説明します。
- 1表題
- 「職務経歴書」と大きめの文字サイズで入力します。
- 2日付
- 直接提出する場合は提出日を、投函する場合は投函日を記載します。
「(職務要約欄の)在職期間」「(職務内容欄の)期間」「取得資格」にも年月を書くので、西暦か和暦のいずれかに統一することを忘れずに。 - 3氏名
- 日付の下にフルネームで名前を入れてください。
- 4職務要約
- 会社名、在職期間、事業内容、資本金、売上高、従業員数を書きます。人事担当者が会社の規模や業務内容を大まかに把握するために必要です。
- 5職務内容
- 下の4項目に分けて、具体的な職務内容を書きます。
- 期間
- 業務に携わっていた期間を書きましょう。
- 配属
- 配属部署名を記載します。
- 業務内容
- 具体的な業務の内容を書きます。箇条書きにすると見やすいです。
- 開発環境
- 業務での使用ツールを書く欄です。募集条件としてCADソフトの経験が問われた場合は、ソフトのバージョン名も書きます。
- 4~5を繰り返す
- 会社名、在職期間、事業内容、資本金、売上高、従業員数を書きます。人事担当者が会社の規模や業務内容を大まかに把握するために必要です。
- 6取得資格
- 「資格取得年月」「資格名」の順に記載します。
CADオペレーターに求められるのは、ソフトの操作方法を習得し、指示通りに図形を作り上げるスキルです。ここではそうした専門性の高さを大きくアピールできるので、CADソフトの資格を持っている方はぜひ記載しましょう。 - 7自己PR
- 職務を通じてどのような経験を得たのか、その経験を踏まえて今後はどういう業務に携わりたいか、どのように会社に貢献できるのかを伝えます。また、CADオペレーターにはソフトを使いこなすスキルのほかに、周囲の人と協力して仕事をすすめるコミュニケーション能力も必要とされます。知識の豊富さやスキルの高さだけでなく、対人能力があることを自己PR欄でアピールできるとさらに良いでしょう。
封筒の書き方
せっ かく履歴書や職務経歴書をしっかりと書いても、書類を送る封筒が適当では努力が無駄になります。採用担当者が最初に目にするのは、履歴書などの中身ではなく封筒ですから、きちんとビジネスマナーに留意して送付しましょう。
書き方の例
履歴書・職務経歴書を入れる封筒に関するポイントを解説します。
表面
- 1表題
- 中に入れる書類を折らなくて済むよう、A4サイズの封筒を使用します。色は白を選びます。
- 2添え状
-
直接持参しない限りは、ビジネスマナーとして添え状を必ず送ります。履歴書などとサイズを同じ(A4)にして、パソコンまたは手書きで作成します。
入れる項目は以下の通りです。- 宛名
- 日付
- 署名
- 頭語と結語(拝啓・敬具、拝呈・拝具、謹啓・敬白など)
前略は使わないこと
- 時候のあいさつと結びのあいさつ
- 同封する書類の内容(箇条書き)
手書きの場合は縦書きでも可
- 3書類はまとめてクリアファイルに入れる
- アクシデントで書類が塗れたり折れたりしないようクリアファイルに入れます。無色透明のものを選び、入れる順番は上から「1添え状2.履歴書3.職務経歴書4.その他書類」にします。
- 4封筒の記載項目は縦書きで
- 郵便番号を除き、すべての記載項目を縦書きに統一して書きます。また、都道府県や番地は省略せず、ビル名まで正確に記入しましょう。
- 5宛名・企業名・担当者名は大きく書く
- 自分の住所・氏名以外は、すべて大きくはっきりと書きます。部署宛ての場合は「○○部御中」、担当者宛てであれば「様」を付けます。担当者の名前が分からないときは、「採用担当者様」で構いません。
- 6応募書類であると明記
- 最近はあらかじめ記載してある封筒もありますが、記載がない場合は封筒の左下に、赤字で「応募書類在中」と明記してください。
裏面
- 7封入
- のりで封をして「〆」印を入れます。セロハンテープやガムテープなどは使わないようにしましょう。
- 8署名
- 封筒裏面の左側下に、自宅の郵便番号、住所、氏名を省略せず正確に記載します。
- 9郵送
- A4サイズの封筒は定形外郵便のため、通常の郵便料金とは違います。また、履歴書や職務経歴書以外に書類を入れる場合、重量も異なるためさらに料金も加算されます。郵便局の窓口で直接重さを量ってもらい郵送を依頼する方が安心です。
提出期限が迫っている場合は速達でも構いませんが、そうでない限りは普通郵便で送るようにしましょう。
どうしても応募先に書類が届いたかどうかを確認したいという心配な方は、相手が直接受取印を押す手間が生じる「簡易書留」ではなく、配達員が投函した記録を確認できる「特定記録郵便」の利用がおすすめです。通常の郵便代に加えて160円かかりますが、インターネットで配達状況が確認できます。ただし、相手が受け取ったかどうかの確認はできないので注意しましょう。応募書類を持参する場合は、封筒はのりづけせず、切手や送付状も不要です。宛先の住所や郵便番号も記載する必要はありません。