派遣の面接(面談)の流れや成功のポイントは?

CADを使う職業は、派遣で働くことも多くあります。派遣社員として派遣先に就業する前に、面接はあるのでしょうか。また、その場合成功に導くポイントはあるのでしょうか。ここでは、派遣の面接(面談)の基本とうまくその機会を利用するポイントをご紹介します。

派遣社員にも面接はある?

通常の派遣社員には、面接はありません。派遣法で、派遣先企業は面接などの派遣労働者が特定できる行為を行ってはならないと定められているからです。そのため、派遣雇用では、派遣先への履歴書・職務経歴書の送付も行われません。ただし、派遣の一種である紹介予定派遣では、面接が行われることもあります。紹介予定派遣について詳しくは「紹介予定派遣のメリットや面接突破のポイントとは?」をご覧ください。

派遣で行われるのは面接ではなく、面談(顔合わせ)

派遣では、面接の代わりに、面談(顔合わせ)という形で、雇用前に派遣スタッフが派遣先を訪問することはあります。面談は面接とは違い、労働者を特定・選別する目的では行われません。そのため、派遣先からの質問は業務能力に関する情報に限られ、住所や来歴などプライバシーに関わることは聞いてはならないとされています。また、労働者と派遣先の担当者だけでなく、派遣元の担当者も必ず同席しなければなりません。

面談を行う意味とは?

派遣では、どうして面談が行われるのでしょうか? その意味を2つのポイントにまとめてご紹介します。

1. 派遣先の雰囲気をつかむ

面談が行われる最終的な目的は、派遣社員が実際に派遣されてからのミスマッチを防ぐことです。派遣先のオフィスを訪問し、担当者と顔を合わせることで派遣社員も、働くイメージが湧きやすくなります。もしそこでどうしても「違うな」と感じた場合は、派遣を断ることも可能です。

2. 自身の経歴やスキルを伝える

ミスマッチを防ぐためには、企業に派遣者の経歴やスキルを知ってもらわなければなりません。あくまでプライベートな情報には触れない範囲で、派遣先での業務に必要な自身の経験やスキルを伝えます。スキルシートというプライベートな情報を省いた職務経歴書のようなものも、提出することが多いです。

面談の結果、派遣されない可能性もある

面談の目的は選考ではありませんが、その結果として派遣労働に至らない場合もあります。それは、主に以下の2つのパターンです。

  • 派遣スタッフの業務遂行能力が派遣先の要求水準に満たないと、派遣元が判断した
  • 派遣スタッフに派遣先の職場環境が適さないと、派遣元が判断した

重要なのは「派遣元」が判断したということです。派遣先は、派遣スタッフがいかに合わないと感じても派遣スタッフのことを面談を通じて不採用にすることはできません。それは、明示・黙示にかかわらず同じです。

派遣の面談の1日の流れとは?

実際の派遣の面談はどのように進むのでしょうか? ここでは、派遣の面談の5つのステップをご紹介します。なお、ここで紹介するのはあくまでひとつの一般例であるため、細部は実際と異なる場合があります。

派遣会社の担当者と合流する

派遣会社の担当者と事前に合流します。集合時間は面談の15~20分ほど前、集合場所は派遣先企業のビルのロビーや最寄り駅が多いです。ここで、派遣元の担当者が派遣先に提出するスキルシートを確認し、面談について軽く打合せをします。面談時間の5分前になったら、派遣元の担当者と派遣先の受付に向かいます。

派遣先の担当者に挨拶を行う

受付を終えたら、派遣先の担当者が来てくれます。まずは、そこで挨拶を交わすことになります。派遣元の担当者が先に口を開きますので、それに続いて氏名を名乗り、「本日はよろしくお願いいたします」と挨拶してください。その後は会議室や応接間など面談の会場に通されることになります。

自身の経歴やスキルを紹介する

面談会場に入ったら、派遣先の担当者に促された後に席に座りましょう。そこから、面談が本格的に始まります。スキルシートを見せながら、派遣先が求める人材要件に自身の業務スキルや経験が適していることを説明します。基本的には派遣元の担当者が話を主導してくれますが、特にアピールしたい経験など伝えたいポイントがあれば、自分でも積極的に話しましょう。そのあたりの段取りは、合流した際の打ち合わせで派遣元の担当者と話し合っておくのがおすすめです。

質疑応答を行う

説明した業務スキル・経験について派遣先の担当者から質問が行われます。定番の質問は、以下のようなものです。

  • PCソフトではどのようなものが使えますか?
  • 弊社は男性(女性)の多い職場ですが、問題ありませんか?
  • 時間外の業務が発生した場合は、対応いただけますか?

質問に答え終わったら「そちらも何かあれば」と逆質問を促されますので、気になったことを確認しておきましょう。例えば業務の流れや職場の雰囲気、勤務スタートのタイミングなどがよくされる逆質問です。

お礼を言って退室する

受付から20~30分ほどで面談は終了します。派遣先の担当者から「本日の面談は終了です」と言われますので、「ありがとうございました」とお礼を言って退室しましょう。派遣先のビルを出たら今日の感触などを話し、派遣元の担当者とも別れます。

派遣の面談を成功に導くポイント

派遣の面談の基本と流れはお分かりになったでしょうか。最後に、面談を成功に導くために意識しておくべきポイントを確かめてみてください。

服装・身だしなみに気を配る

派遣先社員の第一印象は、服装・身だしなみで決まります。清潔感を第一に、服装を選び、身だしなみを整えましょう。男女ともにスーツもしくはオフィスカジュアルな服装が無難です。反対に露出度の高い服装やGパン・Tシャツなどカジュアル過ぎる服装、よれよれのスーツや無精ひげなど清潔感の無い身だしなみは絶対に避けてください。

熱意・意欲を伝える

面談の時点で熱意や意欲を伝えることで、就業してからの働きやすさも大きく変わります。「未経験の仕事をお願いするかもしれませんが大丈夫ですか?」といった質問にも自信をもってハキハキと前向きな答えを返し、やる気を見せることが重要です。

派遣元の担当者としっかり連携を取る

派遣先について最も情報を持っているのは派遣元の担当者です。本番で知らないことを質問されておたおたすることの無いよう、派遣先について知っていることを事前にしっかりと共有してもらいましょう。また、緊張で失敗しないか不安な場合は、簡単な模擬面談を設定してもらい、経歴・スキルについて話す練習をすることもできます。ただし、派遣元の担当者に頼りきりにならず、自分で派遣先について調べておくことも重要です。

面談は派遣先の環境を事前に確かめるチャンスでもある

面談は、派遣先に自分のスキルを伝える以上に、派遣先で働くイメージをつかむチャンスです。CADオペレーターとして派遣される場合も、楽しく働くために重要なのは派遣先とのマッチング。自分のスキルや性格が派遣先に適しているのかを確かめるためにも、面談にしっかりと取り組むことをおすすめします。