転職するなら知っておきたい! 建築系CADを扱う仕事とは?

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建築CADを扱う仕事とは?

建築系CADを扱う仕事は、主にCADオペレーターとして建築設計図の修正や変更を行います。

いわば設計者のアシスタントで、指示通りに図面化することがメインの仕事になります。
図面のミスは許されず、素早く仕上げることも必要なので、正確さやスピードが求められる職業です。
電話・来客対応を行う場合もあり、基本的な敬語やビジネスマナーを押さえておく必要があります。設計者との打ち合わせなど、他者とコミュニケーションを取る場面も少なくありません。
「未経験可」としている企業もありますが、多くの場合はCADの基礎知識やスキルを持っていることが前提です。CADスクールや専門学校に通い、建築やCADに関連する資格を取得しておくとアピールにつながります。

建築CADではどのような図面を描く?

建築CADで描く図面は、主に設計図と施工図に分けられます。建築CADを扱う仕事に就くために、主な図面の種類を知っておきましょう。

設計図

設計図とは、設計者がデザインや仕様を規定する図面です。見ただけで建物の形状や仕上がりが分かるもので、顧客に提出する資料にもなります。

基本設計図

基本設計図とは、設計の初期段階に顧客の要望に基づいて作成される基本的な図面です。建物の平面図や立面図、仕上げ表によって顧客に設計の内容を提案します。基本設計図を基に打ち合わせを行い、設計の方針を定めます。その後、実際の施工に移る前に実施設計図を作成します。

実施設計図

実施設計図とは、基本設計図よりも詳細に描かれた図面です。業者が見積もりを取ったり、職人が工事を行ったりするために使われます。実施設計図は「意匠図」「構造図」「設備図」の3つからなります。
①意匠図
意匠図とは、建物の意匠(デザイン)を示した図面です。建物全体の形態や間取りを伝えるために作成します。
②構造図
構造図とは、建物の構造や骨組みを示した図面です。柱や梁の配置や接合部の形式などの情報が書かれていて、実際の建築現場で必要となります。
③設備図
設備図とは、水道・ガス・電気などの設備について示した図面です。各配管・配線の経路が記されていて、コンセントの数なども設備図で把握できます。

施工図

施工図とは、工事用の図面で、現場の職人が施工するために必要なものです。設計図にも載っていない詳細な仕様や寸法が記入されていて、現場の作業に欠かせない図面です。
施工図にはさまざまな種類がありますが、ここでは施工図の基礎となる「躯体図」「総合図」「平面詳細図」の3つを紹介します。

躯体図

躯体図とは、建物の骨組みに関する図面で、仕上材を除いたコンクリートの形状と寸法を表したものです。全ての施工図の基本となります。

総合図

総合図とは、一枚の平面図に全ての設備機器を統合して表したものです。平面詳細図や設備図を元に配管・配線などの情報を整理し、不都合がないか確認します。確実な施工を行うために欠かせない図面です。

平面詳細図

平面詳細図とは、平面図の尺度を変更し拡大したもので、建物の詳細な仕様を確認するためのものです。現場監督との打ち合わせに使われる、とても重要な図面です。