派遣社員に必要なスキルとは? スキルアップする方法もご紹介

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派遣社員という働き方には、正社員やアルバイトとは違ったスキルが求められる傾向があります。今回は、派遣社員に求められるスキルや、派遣社員として働くうえでのスキルアップ方法についてご紹介します。

1.派遣社員に求められるスキルとは

まずは、派遣社員に求められるスキルとは何なのかをご説明します。派遣社員になるにあたって必ず押さえておきたいポイントです。

希望職種に合ったスキルが求められる

派遣社員にはさまざまな職種があり、希望職種ごとに求められるスキルが違います。例えば、事務職の場合はPCスキルが必須であり、販売職の場合は販売員としての経験やコミュニケーションスキルがあった方が望ましいとされています。
また、通訳や翻訳、CADオペレーターなどの場合は、ビジネスレベルの英語力やCADソフトの使用経験など、より専門的なスキルが求められますが、その分高時給であることが多いです。  

 

自分の目指す職種で求められるスキルを持っていれば、希望に合った派遣先がスムーズに見つかったり、平均時給に100~200円程度プラスされた金額で働ける可能性もあります。
派遣社員として働く際には、自分の希望職種にはどんなスキルが求められるのかを調べ、自分が持っているスキルの中で生かせるものはないかを考えてみましょう。

希望職種別・身に付けるべきスキル

派遣としての希望職種ごとに求められるスキルや資格、具体的な業務は以下の通りです。
基本的にどの職種でも実務経験があった方が優遇されますが、中には未経験で働ける場合もあります。また、CADオペレーターやシステムエンジニアなど専門的な職種であるほど高時給になる傾向があります。

  • 職種
  • 求められるスキル・資格の例
  • 具体的な業務
一般事務
・ExcelやWord、PowerPointなどのOfficeソフトの基本操作スキル
・事務経験
電話対応、データ入力、ファイリングなど
営業事務
・ExcelやWord、PowerPointなどのOfficeソフトの基本操作スキル
・コミュニケーションスキル
・営業事務経験
営業職のサポートやスケジュール管理、顧客データ・売上データ管理など
経理事務
・Excelの表計算、オービック・勘定奉行・弥生会計といった会計ソフトの使用経験
・簿記3級以上
・経理事務経験
支払管理、入金管理、財務諸表作成など
通訳・翻訳
・TOEIC800点以上
・通訳・翻訳経験
通訳・翻訳業務、英語での資料説明や顧客対応など
テレフォンオペレーター
・特別なスキルや資格は不要
・テレフォンオペレーター経験
営業電話、問い合わせやクレームの対応など
CADオペレーター
・CADソフトの使用経験やCADの資格
・設計の経験
システムエンジニア
・システムに応じたプログラミング言語
・OS、データベース、ネットワーク、セキュリティなどの知識
・MCP(マイクロソフト認定資格)、オラクルマスターなどの資格
・テクニカルエンジニア(システム管理)などの国家資格
システムの障害の予防・復旧、運用状況の監視、システムのバージョンアップなど
販売員
・ExcelやWordの最低限の操作スキル
・販売経験
接客、商品の在庫管理、品卸など

社会人としての常識も重視される

派遣社員として働く際には、スキルだけでなく社会人としての常識やマナーも重視されます。  

 

2017年に一般社団法人人材サービス産業協議会が行った「派遣社員の評価に関する派遣先担当者調査」によると、派遣社員を評価する際に重要視する項目として「真面目さ」「社会人としてのモラル」などを挙げる派遣先担当者は9割近いです。  

 

出典:一般社団法人人材サービス産業協議会 派遣社員の評価に関する派遣先担当者調査結果  

 

派遣先の企業は、派遣社員がある程度の社会経験を積んでいることを前提にして雇用を行います。そのため、新卒社員のように基本的なビジネスマナーについて教えられることはなく、即戦力としてほかの社員と連携をとりながらしっかりと仕事を進めることが求められるのです。  

 

社会人としての報告・連絡・相談ができなかったり、仕事に対して不真面目だと判断されてしまうと、いくらスキルがあっても派遣先が決まらなかったり、派遣後の契約更新ができなくなる場合もあります。

【コラム】「未経験OK」でもスキルは必要?

派遣社員の求人広告には「未経験OK」の仕事がたくさんあります。しかし、いくら未経験OKと記載されていても、その職種で求められるスキルがあった方が採用の際に有利です。  

 

求人広告の「未経験OK」には、企業側の「求人のハードルを下げて、たくさんの人から応募してもらいたい」という狙いが隠されています。「未経験OK」と記すことで、未経験者はもちろん、経験者からの応募も期待できるのです。  

 

特に、スキルに自信のない経験者や、ブランクのある経験者は「経験者のみ応募可」の求人よりも業務内容が簡単そうな印象がある「未経験OK」の求人に応募することが珍しくありません。そうなった場合、企業は未経験者よりも少しでも経験やスキルがある人を採用することが多いです。
また、「未経験OK」の求人でも「〇〇の資格がある方を優遇します」などと具体的な条件を提示している場合があります。求人に応募する際は「未経験OK」という言葉だけに注目するのではなく、詳細を確認して企業がどんな人を求めているのかをしっかり把握しましょう。

2.派遣社員がスキルアップする方法

続いて、派遣社員として働く人がスキルアップするための具体的な方法を説明していきます。

派遣元のスキルアップ制度を活用しよう

派遣会社によっては、業務で役立つセミナーや講習などを有料または無料で開催しており、派遣社員として働きながらスキルアップできる環境が整っています。  

 

WordやExcelといった基本的なPCスキルやビジネスマナーの講習から、CADやIllustrator、Photoshopといった専門的な分野の講習を行っている場合もあります。eラーニングや通信教育を実施していることも多く、自分の好きなタイミングで学習することも可能です。  

 

また、資格取得支援スクールや、語学・留学・ITなどの専門スクールと提携し、資格やスキルの取得をバックアップしてくれるケースもあります。
派遣会社を選ぶ際には、どんなスキルアップ制度があるのかを確認しておきましょう。

希望のキャリアに合わせてスキルアップしよう

派遣会社のスキルアップ制度を活用する際には「今後、自分がどうなっていきたいか」を考えることも大切です。  

 

例えば「手に職をつけて仕事に困らないようにしたい」という場合は、CADやWebデザイン、簿記などの専門的かつ実践的なスキルを身に付けるのがおすすめです。「現在の派遣先で契約を更新してもらいたい」という場合は、派遣先の正社員が持っている資格やスキルと同等のものを取得することが大きなアピールポイントになります。  

 

また、希望のキャリアに合ったスキルがどんなものなのかわからないという方は、派遣会社の営業担当スタッフに相談してみるのも1つの方法です。これまで何人もの派遣社員をサポートしてきた営業担当スタッフは、キャリア形成について豊富な知識を持っています。プロの意見を参考にして、キャリア実現のためのスキルを高めていきましょう。

3.派遣社員にはスキルアップのチャンスがたくさんある

派遣社員には、ほかの雇用形態にはないスキルアップのチャンスがたくさんあります。有効活用して、自分の理想のキャリアを目指すための足がかりにしましょう。