シニア派遣の失敗しない探し方 未経験からできるCADオペレーター

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国民の4人に1人は65歳以上である日本。「まだまだ体は元気だから無理のない範囲で働きたいけれど、自分に合う仕事の探し方がわからない」と不安に思われる方に、シニア世代が働きやすい派遣の仕事や派遣の求人を探すときの注意点などをご紹介します。

1.シニアになったら派遣がおすすめ

シニア世代が無理なく働くには派遣がおすすめです。パートやアルバイトの労働者の割合が多い状況ですが、派遣の方が給料が高い傾向がある、勤務時間に融通がきく、など労働者にとってメリットが多い働き方でもあります。

シニアに派遣がおすすめな理由

シニア世代の方々に派遣の働き方がおすすめなのは、雇用されやすく、多様な働き方を選びやすいからです。正社員や契約社員の仕事はどうしてもフルタイムの勤務を求められがちなため、退職後の家計の足しとして選ぶには不適当な求人が多いです。その点、派遣であれば10時出勤16時退社などの時短勤務も豊富に用意されており、勤務地も自由に選べます。スキルや経験にマッチした求人を人材派遣会社の担当者が探してきてくれるため、それまでに培った方法な経験が生かせる点も魅力です。

派遣社員の働き方モデル

派遣社員の働き方として、インテリアメーカーのCADオペレーターの一日についてご紹介します。

一日のスケジュール例

10:00 出社、製図作業
12:00 昼休憩
13:00 設計担当者と打ち合わせ
14:00 製図作業
17:00 退社

CADオペレーターは比較的収入が高い傾向にあるため、実務未経験であっても1,500円などの高額な時給が得られる例が見られます。作業としては設計士の手書き図面をCADの図面に起こす製図作業がメインで、ほかに図面の修正作業やチェックなどが求められる場合もあります。

シニア世代がやってみたい職種とは

求人情報サービスを提供するanは、「やってみたいアルバイトの職種」についてのアンケート調査の中で、シニア世代を抽出した結果を発表しました。人気の職種はどういったものなのかを参考にして、ぜひ求人探しにお役立てください。

  • やってみたいアルバイトの職種
1位
事務・入力・受付
2位
軽作業(梱包・仕分け)
3位
専門・技術職など資格を有するもの
4位
清掃
5位
医療・福祉・介護

出典:anレポート「シニアが「やってみたい」職種ランキング」

派遣社員の場合も、事務系の職種が人気となっています。ほかにもコールセンターのオペレーターや医療事務などの高時給の仕事も人気です。

収入があると年金が減る?

原則、収入があっても年金の支給額は減りません。しかし、定年後に再び厚生年金に加入すると、年金の減額に該当する可能性があります。その場合は、収入額が多くなるにつれて、減額される金額も増すでしょう。 減額を回避する方法は、厚生年金に加入しないか、収入を一定の範囲内に抑えるかのどちらかです。 厚生年金の加入を免れるために満たすべき条件は、以下の2点。

    • 1カ月あたりの労働日が15日未満であること
    • 1週間あたりの労働時間が30時間未満であること

また、厚生年金を全額受け取るために守るべき収入の範囲は60~65歳の場合と65歳~の場合で異なり、具体的には以下の通りです。

60~65歳の場合

守るべき収入の範囲(総報酬月額相当額)<28万円-基本月額

65歳~の場合

守るべき収入の範囲(総報酬月額相当額)<46万円-基本月額

総報酬月額相当額=1年分の賞与を12で割った額と月収の平均額を足した金額

基本月額=1カ月分の年金の平均額

2.派遣社員の求人を探すときの注意点とは

派遣会社によって求人の内容や研修サポートなどの特徴は異なります。ここでは派遣社員の求人を探すときの注意点を下記にご紹介します。派遣の求人を探したことがなく不安に思う方は参考にしてください。

「シニア歓迎」の条件を選ぶ

若年層が多い職場ではシニア層の方々は採用されにくいケースがあるため、「シニア歓迎」を提示している求人を探すのが良いでしょう。若年層が多い職場環境になじむのは難しいと判断する企業もあるため、求人の条件をよく見て応募する必要があります。「シニア歓迎」を提示している求人では、長年の社会人経験が生かせる環境がすでにある場合が多いです。

生活スタイルに合った働き方ができる仕事を選ぶ

勤務する時間を調整しやすく、日々の生活に無理のない範囲で働ける仕事がベストです。両親の介護や自身の通院に加え、仕事をするとなると負担が大きくなります。
派遣であれば、出勤日数や勤務時間など融通がききやすい求人が多く、派遣会社に希望を伝えると条件に合った企業を探してもらえます。「自分で探すのは大変」という方でも派遣会社をうまく使って希望の働き方を実現できます。

研修のサポートがある派遣会社を選ぶ

未経験の職種に挑戦する場合、また過去に経験した職種であってもブランクがある場合、研修のサポートを設けている派遣会社を選ぶのがおすすめです。
派遣会社によって研修の内容は異なり、「就業前の心構え」などの初心者向けの研修や、入職後にスキル向上を支援する研修などがあります。
「うまくできるか自信がない」と不安に思う方でも、研修を受けることで可能性は広がります。気になる場合は、研修制度について派遣会社に相談してみると良いでしょう。

3.派遣でもおすすめのCADオペレーター

社会経験を生かせる仕事は派遣の求人の中でもおすすめです。ここでは、パソコンの使用経験が役に立ったり、コミュニケーション能力を生かしたりすることができるCADオペレーターの派遣の特徴をご紹介します。

パソコンで製図、入力する仕事

CADオペレーターの仕事は、設計図をパソコンに入力し製図のデータをつくることです。製図の元になる設計図は設計士が制作するため、CADオペレーターの仕事はパソコンへのデータ入力です。図面の見方についてなどの知識はいくらか必要ですが、設計図をつくる技術は不要です。パソコンへの入力作業は訓練によって身に付けることができます。

社会人として培ったコミュニケーション能力を発揮できる

CADオペレーターはパソコンを使った入力の仕事だけでなく、設計士や工事の施工関係者とコミュニケーションをとる仕事もあります。
設計士から図面について指示がある場合には、きちんと理解し製図に反映させる能力が求められます。また施工関係者に対しては、製図の見方や注意点などを説明しなければなりません。CADソフトを使いこなすスキルだけではなく、コミュニケーション能力が求められます。

短時間勤務ができる

パートタイム型派遣とは勤務する曜日や時間をパートのように限定して働く派遣です。通常のパートと比べて、時給が高い傾向にあります。例えば、週2〜3日・5時間勤務、時給1,200円といったような求人が一般的。その場合、月給は約7万2,000円。年収にすると約86万円です。

パートタイム派遣は、フルタイムでは働きづらいと考えるシニア層の労働力を生かす雇用モデルです。正社員やフルタイム労働のみが対象だった仕事でも、パートタイム型派遣で求人が出ている場合があるため、派遣会社とよく相談して仕事を探すと良いでしょう。

「パートタイム型派遣」などの派遣での働き方についてより詳しくは、『扶養内で働くには? スキルを生かして派遣で働く方法』をご覧ください。

4.未経験でも始められるCAD講座を受けてみる

CADを触ったことがない未経験の方でも、CADスクールといわれる学校で訓練をして技術を習得することができます。ここでは、CADスクールの概要や、受講期間、費用について解説します。これからCADを始めたいと思われる方はぜひ参考にしてください。

CADスクールとは

講師からCADの操作方法を学び、スキルアップを目指すためのスクールです。製図の実践問題に取り組み、講師に適宜質問を行うことで疑問を解消し、CAD操作の基本を習得するという流れが一般的です。講師からマンツーマンで指導を受けられるものもあるため、CADの操作が未経験で不安な方も安心して受講することができます。CADの上達は独学でも可能ですが、講師に質問をしながら学習を進めると、独学よりも習得は早いでしょう。

期間や費用は?

CADスクールの受講期間は3カ月〜6カ月程度、受講料は20万円前後のコースがあります。曜日や時間帯などの受講日を自由に決められる「フリー予約制レッスン」を設けているスクールもあり、自身の都合や目的に合ったスクールを選べます。また受講生をシニア世代に絞ったスクールなどもあるため、受講生の中で目立ってしまうのではないかと、不安に思う必要はありません。

CADスクールの特徴や選び方についてより詳しくは、『CADスクールや専門学校のCAD学科で学べることとは?』をご覧ください。

CADの技術は趣味にも使える

CADソフトの技術はビジネスだけではなく、DIYや洋裁用の図面をつくる場面でも役に立ちます。利用シーンに合ったCADソフトが開発されており、なかには無料で利用できるものもあるため気になる方は探してみると良いでしょう。CADの操作技術を利用することで、DIYなどで正確な図面を描くことができ趣味の幅も広がります。

趣味に使えるCADソフトの特徴や選び方についてより詳しくは、『趣味に使えるCAD・CGフリーソフト〜DIYや洋裁にも!』をご覧ください。

5.シニア世代が派遣で無理なく働くには

シニア世代が派遣の仕事を探す際に注意する点をご紹介しました。未経験であってもスクールなどでスキルを身に付けてCADオペレーターのような専門職に就くことができます。スキルが必要な仕事に挑むのは躊躇するかもしれませんが、仕事は生きがいにもつながるため、新しいことに挑戦してみるのも良いでしょう。